2019年6月の試験で日商簿記3級の試験に正答率90%の高得点で合格したので、勉強方法や勉強時間について紹介します。
限られた時間で効率良く勉強したい方は必見です!
簿記3級試験と筆者
日商簿記3級の試験を独学で突破した筆者ですが、本番の点数はこちらです。

日商簿記2級と同時受験でしたが、90点で合格することができました。
合格後はFP3級の試験にも挑戦しました。FP3級の勉強方法についてはこちらをご覧ください。

どのように勉強したかをこれから紹介していきます。
簿記3級の勉強におすすめの教材
日商簿記3級の勉強におすすめの教材とわたしが実際に勉強で使用した教材の2種類を紹介します。
FP3級も同様ですが、金融関係の資格のテキストは、資格系の予備校として有名なTACが優秀だと思っています。
FP3級についてはこちらをご覧ください。

教科書:【TAC出版 みんなが欲しかった! 簿記の教科書 日商3級 商業簿記 第10版】
こちらのテキストを挙げた理由として、
- 全ページカラーで読みやすい!
- イラストや表が多く、ぱっと見で頭に入りやすい!
- 別冊の問題集と完全対応しているので理解度チェックがすぐできる!
文章だけを読むより、イラスト付きの解説で視覚的に理解する方が早いです!
こちらは、わたしが実際に勉強で使用したテキストです。
このテキストは参考書感があふれて、取っつきにくい印象です。
しかし、内容は漏れなく書かれているため抜けはほぼなく、どのテキストにも勝る充実さです。
とっかかりやすさを求めるなら「みんなが欲しかった!」シリーズ、きっちり固めたい派は「合格テキスト」をオススメします。
問題集:【TAC出版 みんなが欲しかった! 簿記の問題集 日商3級 商業簿記 第10版 】
問題集も教科書同様2種類紹介していきます。
こちらの問題集は教科書「みんなが欲しかった!」シリーズと完全対応している問題集です。
独学者向けに出されている問題集のため、解説が非常に詳しいです。
3回分の本番形式の模擬試験もついているので、本番に向けての試験対策もこの問題集1冊でできます。
次はわたしが使用した問題集です。
こちらは教科書「合格テキスト」と完全対応の問題集です。
この問題集のよいところは問題数の多さです。
出題頻度によって★~★★★までランク付けがされており、★★★だけ演習すれば合格点に達するように設計されているのがポイントです。

わたしは★★★の問題のみ解いて合格できました!
可能な限り教科書と問題集は同じシリーズでそろえてください。
『教科書を読む→問題集を解く→教科書を読む→…』のサイクルを繰り返すことで、効率的に勉強のサイクルが回せるからです。
つまり最短で合格ルートを歩めます!
予想問題集:【TAC出版 第162回をあてるTAC直前予想模試 日商簿記3級】
あてるシリーズは本当に当たります!!
日商簿記3級、2級、FP3級と3回お世話になりましたが、全ての試験で当ててきました。
2~3周やる価値はあります。
簿記3級の勉強方法
日商簿記3級の勉強方法について紹介します。
このスケジュールをベースに、自分の苦手やライフスタイルに合わせて勉強方法もアレンジしてみてください。
簿記3級合格までの勉強時間
日商簿記3級の試験当日までのトータルの勉強時間は約30~40時間でした。
1日の勉強時間は約1時間です。
計算が苦手な方はもう少しかかるかもしれません。

簿記3級の勉強スケジュールと勉強方法
日商簿記3級試験までの30日間の勉強スケジュールを紹介します。
基本的には『教科書を読む→問題集を解く→間違えた問題の復習→教科書を読む→…』のサイクルを50日間繰り返します。
なお、勉強スケジュールは「みんなが欲しかった!」シリーズのCHAPTERごとの単元名を基に作っています。
1~30日目:仕訳に慣れる&基礎固め

勉強の流れはこちらです。
- 前日の単元の復習(前日の範囲をさっと読む→間違えた問題を解きなおす)
- 教科書:各小単元を2~3つずつ進める
- その日の単元の問題集を解く
- 土日のみ:その週に勉強した問題集の範囲を1周
1日の最初は前の日の解きなおしから始めます。
解きなおしをして集中力が上がったところで、新しい単元の勉強を始めましょう。
最初の勉強目標は、仕訳をできるようになることです。
勘定科目一覧表を見ながらでもいいので、文章を読み取って仕訳をかけるようにしましょう。
勘定科目と仕訳のやり方を、とことん頭に叩き込んでください。
31~40日目:ひたすら問題演習
★1か月の勉強スケジュール

★毎日の勉強の順番
- 前日の単元の復習(前日の範囲をさっと読む→間違えた問題を解きなおす)
- 前半5日間:仕訳の問題を解く
- 後半5日間:帳簿~決算手続の演習
この期間はひたすら『問題集を解く→教科書で確認』を繰り返します。
慣れないうちは教科書を見ながら問題を解いてOKです。
特に仕訳はやりこんでください。
試験で必ず出題される試算表や精算表、財務諸表は仕訳ができれば必ず解ける問題だからです。
この10日間にどれだけ問題演習できるかが合格の命運を握ってます。
41~50日目:予想問題集で合格点へ
★1か月の勉強スケジュール

★毎日の勉強の順番
- 前日の復習(前日間違えた問題を解きなおす)
- 平日:予想問題集1回分、問題集の苦手範囲
- 土日:予想問題集、苦手範囲の復習
ラスト10日間は本番型式の問題をひたすら解きます。
時間配分や問題形式に慣れていきましょう。
また限られた時間で計算ミスをせずに解く練習が大事です。
ここまでくれば苦手な範囲も把握できているので、余った時間は苦手問題の練習に費やしましょう!
本番…!
いよいよ本番です!
しっかり勉強していれば時間が足りないことはないため、余った時間で見直しを3回はやることをオススメします!
緊張状態で解くので、いつもよりも計算ミスや仕訳ミスが起きやすいです。
しっかり努力した50日間を信じて、いつも通り力を発揮してきてください!
まとめ
50日間で日商簿記3級に受かるための勉強方法を紹介しました。
会社のお金の話に関する資格ですので、その会社の経営状況などを読み解くのに役立ちます。
勉強すれば就活や転職などで必ず自分の役に立つので、諦めずに勉強を続けていきましょう。
合格できるよう応援してます!